インプラントの歴史

インプラントの歴史

欠損した歯の治療法として知られるインプラント。まだ新しいイメージもある治療ですが、 その歴史はすでに40年以上にも及んでいます。

もともと欠損した歯に金属を埋め込む治療法は19世紀から行われていました。 しかし耐久性や人体への安全性などに問題を抱えており、安心して利用できる治療法として定着することはありませんでした。

ブローネマルク博士

ブローネマルク博士

そんな中、1950年代にスウェーデンのブローネマルク博士チタンが骨と結合するという性質を発見、これをインプラント治療に役立てることにしました。
13年にも及ぶ研究の結果、まったく新しいインプラントシステムを開発、1965年にはじめての治療を行いました。その後さらに15年以上もの実験と研究を繰り返した結果、80年代にいたってようやく世間に発表されました。
充分な安全性を確立できたことを確認した上で新しい治療を世に送り出したのです。

現在でもこのブローネマルク博士が開発したブローネマルクインプラントがインプラント治療の中でも最も普及している治療方法となっています。

当時は80~90%台といわれていた成功率も現在では95%を超える高い数字を誇っています。すでに世界では60万人以上の人がブローネマルクインプラントで治療を受けているといわれています。

歴史、実績の両面で安全性と優れた機能を証明してきている方法なのです。技術の進歩によってさらに安全性、耐久性ともに向上しており、今後ますます多くの人たちの悩みを解消してくれることでしょう。